サブバッテリーを100Ah×3台=合計300Ahにする作業が、ようやく完了した。バッテリーを足すだけでなく、配線もバスバー方式に全面的にやり直している。これまでは端子に何本もケーブルを共締めするような配線だったので、今回ですっきり整理できた。
バッテリーを3台にして300Ahに
LiFePO4の12V 100Ahを3台並列で、合計300Ah。電力量にすると約3.8kWhになる。1台増やしたぶんの容量よりも、3台を均等に使える配線にできたことの方が大きい。
並列つなぎは、3台への配線の長さや太さが違うと、どれか1台にばかり電流が集中してしまう。そこで+と−それぞれに集合バスバーを立て、3本とも同じ長さ・同じ太さの1/0AWG(約53sq)でつないだ。これで3台が同じ条件になる。
バスバー方式に配線をやり直した
今回の配線の考え方はこうだ。
- 3台の+・−を、それぞれ集合バスバー(250A)にまとめる
- +はメインヒューズ(ANL 250A)を通して+分配バスバーへ
- −はシャント(500A)を1回だけ通して−分配バスバーへ
- インバーター・走行充電器・AC充電器・DCヒューズボックスは、すべて分配バスバーから取る
−側をシャントに1回だけ通すのがポイントで、こうしないとバッテリーモニターが電流を正しく数えられない。充電器類も分配側(シャントの先)につないでいる。バッテリー側に直接つなぐと、充電した分がモニターに計上されないからだ。

電線の太さとヒューズの容量
電装でいちばん怖いのは発熱と火災なので、どの区間に何Aが流れるかを計算してから電線を選んだ。インバーター2000Wを使うと、12Vでは約190Aも流れる。ここを細い線で済ませると一発で危ない。
| 区間 | 最大電流 | 使った電線 | 許容電流 | ヒューズ |
|---|---|---|---|---|
| バッテリー⇔集合バスバー(計6本) | 約70A/台 | 1/0AWG | 約230A | なし(BMSで保護) |
| +集合→メインヒューズ→+分配 | 約210A | 1/0AWG | 約230A | ANL 250A |
| −集合→シャント→−分配 | 約210A | 22sq×2本 | 約240A | なし(−側) |
| 分配→インバーター | 約190A | 付属ケーブル | — | 不要(メイン250Aで保護) |
| 分配→走行充電器 | 40A | 付属ケーブル | — | なし |
| 分配→AC充電器 | 40A | 付属ケーブル | — | なし |
| 分配→DCヒューズボックス | 〜30A | 付属ケーブル | — | なし |
当初はメインヒューズを200Aにする予定だったが、それだとインバーターで連続して使えるのは約1800Wまでになる。せっかく2000Wのインバーターなので、250Aに上げた。1/0AWGの許容電流(約230A)に対して、実際の連続電流は190A程度に収まるので問題ない。
−側の大電流区間は、1/0AWGの代わりに22sqを2本並列にした。1本あたり約120Aなので2本で約240A。太い線は取り回しがつらいので、こちらの方が作業は楽だった。同じ長さに揃えて、両端とも同じ端子に共締めしてある。
ヒューズはメインの1か所だけにした
今回の配線で入れたヒューズは、メインヒューズのANL 250Aだけだ。バッテリー1台ずつの個別ヒューズも、分配バスバーから各機器へ出る60A・50A・40Aも、付けていない。
バッテリー側については、LiTimeのバッテリーはBMS(保護回路)が内蔵されていて各バッテリーが自分で遮断するため、個別ヒューズは省略で問題ないと判断した。集合バスバーまでの配線も30cm以内の1/0AWGで短く太く引いてある。
分配側の機器配線はメインヒューズ250Aでは保護されない範囲になるので、配線をしっかり固定して、振動で被覆が擦れないようにすることで代えている。金属のエッジを通る箇所は保護材を入れ、点検のときに被覆の傷みや端子のゆるみを見るようにした。DCヒューズボックスの先は、ボックス内の各ヒューズで保護される。
これで電気の心配がだいぶ減った
配線が終わって一番うれしいのは、電気の残りを気にしながら過ごさなくてよくなったことだ。
300Ahあれば、冷房を回しながら電子レンジを使っても、湯沸かしポットでコーヒーを淹れても、残量計をちらちら見て「そろそろ止めようか」と考えずに済む。これまでは「レンジを使うなら他は止めよう」といった具合に、無意識に我慢していた部分があった。車中泊でそこを気にしなくていいのは、思っていた以上に快適だ。
走行充電器のACC線を外した件(これも配線ミスだった)と合わせて、電源まわりはかなり安心して使える状態になってきた。あとはエアコンを載せ替えれば、夏の車中泊がだいぶ楽になるはずだ。
今回の作業まとめ
- 作業日:2026年10月13日
- 車両:アウトドアジュニア(タウンエーストラックベース)
- バッテリー:LiFePO4 12V 100Ah ×3台 並列(合計300Ah・約3.8kWh)
- バスバー:+集合・−集合とも250A、+分配・−分配も設置
- メインヒューズ:ANL 250A(当初計画の200Aから変更)
- 主要配線:①②は1/0AWG、③は22sq×2本並列、④〜⑦は機器付属ケーブル
- 計測:シャント500A+バッテリーモニター
- 残課題:分配側のヒューズ60A/50A/40Aの取り付け、付属ケーブルの太さ確認
20年目のアウトドアジュニア。足回りや内装はそれなりに年季が入っているが、電気まわりだけは年々新しくなっている。

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